みなさんこんにちは。

桜も満開になりましたが、花より団子な私にとっては暖かくなると虫が増えることの方が気になります…

5歳になったばかりの次男も虫が大の苦手です。チワワのような小型犬も怖いというヘタレ男子です。

 

ところで「キ〇タマが縮み上がる思い」と言いますが、皆さんは日頃息子さんの「タマ」が「袋」にちゃんとあるか確認することはありますか?

余計にわかりにくい表現だったでしょうか?睾丸(精巣)が陰嚢の中にあるか?ということです。

 

妊娠中、睾丸(精巣)は実はまだお腹の中にあります。生まれる頃には足の付け根辺りを通って陰嚢の中に降りてきますが、完全に降り切らずに途中で止まってしまったものを停留精巣といいます。

お腹の中は陰嚢の中より2-3℃高い温度環境になり、停留精巣には以下のリスクがあると言われています。

●精子の数が減る

●癌化

 

ただ、「タマが袋の中にあるか?」を見分けるのって、意外に難しいんですよね。移動性精巣ないしは遊走精巣といって、陰嚢に降りてきたり足の付け根辺りまで吊り上がったりと上下することもあります。これは刺激や寒さなどで精巣に付着している筋肉が、それこそ「縮み上がって」精巣を吊り上げるもので、多くの場合は治療適応になりません。

 

男の子がいらっしゃるご家庭は、お子さんのタマを気を付けて見るようにしてください。1歳を過ぎても一度も陰嚢の中に確認できなければご相談いただく必要があります。少し高い位置にあるけど、軽く引っ張れば陰嚢の中までしっかり降りるものは「とりあえず」安心です。泣いていたりすると上がっていることが多いので、お風呂などリラックスしているときに見てみるといいでしょうね。とにかく、赤ちゃんならおむつ替えのたびに、大きくなったらパンツを脱ぐたびに興味を持って見ることですね。