みなさんこんにちは。
どうすれば他人に対して寛容になれるのか?
先日読んだ記事を簡単にご紹介します。
人間関係というのは、すなわち「自分」と「他人」の関係なわけですが、「他人」に変化を求めるよりも「自分」が変わることの方が何倍も簡単であり、その際に重要なのは十分に休養が取れていることだそうです。
では「十分な休養」とはどうすれば取れるのか?
軍隊生活で心身ともに疲弊した隊員でも、3日間十分な睡眠を与えるとみるみる回復するそうです。
ただそうは言うものの、忙しい毎日の中で3日間も十分な睡眠を取れることなんて滅多にないですけどね……と思えば今年のゴールデンウィークは10連休ですが、5月1日と2日だけそれぞれ午前のみ診療予定です。追ってお知らせにupします。
寒暖の差が激しくまさに“季節の変わり目”といったところですが、咳や鼻水でお困りの方が多いですね。
「これって風邪なんでしょうか?」といったご質問を受けることが多いです。
春と言えば花粉症。
先週は花粉の飛散量が多かったようで、大人の方でも「花粉症だとは思ってなかったけど、花粉症みたいな…」というご相談が少なくなかったです。
ところで、お子さんでも花粉症ってあるんでしょうか?
今回は、小児の花粉症についてお話ししてみます。
小児におけるスギ花粉アレルギーは徐々に増えており、2008年の調査によりますと、5-9歳児において13.7%と言われています。ちなみに0-4歳でも1.1%だそうです。
みなさんは13.7%と聞いていかがでしょうか?
7-8人に1人ということはクラスに5-6人でしょうか?
私の時代には、幼稚園から小学校低学年でクラスに5-6人もいなかったと思います。
ではどうすれば、花粉症なのか?風邪なのか?わかるんでしょう。
実は気管支喘息のお子さんの70-80%にアレルギー性鼻炎もあると言われています。
(ただし、この「アレルギー性鼻炎」には「通年性の鼻炎」も含まれていますが)
この季節に、眼が真っ赤っかで鼻水がズルズルならもう「花粉症です!」でいいと思います。
大人の方で、例年花粉症だとは思っていないけど、なんだか花粉症みたいな症状が…
という場合や、まだ小さなお子さんで人生何シーズンかしか経験していない場合などは、検査すればわかりやすいとは思います。
特に、前述しましたように“喘息体質”な子や湿疹も含めて“アレルギー体質”な子は、花粉以外の評価もできるので検査が有意義かもしれません。
ただ、いつもお話ししているように検査は当てずっぽうにするべきではありません。
花粉症であっても風邪であっても、「症状の程度と種類に合わせた薬を使う」という点では大差ありません。「花粉症かな?」くらいの方は、それこそ3日くらい十分な睡眠をとっても長続きする場合に検査も考慮したらいいと思います。
ちなみに私、不惑の40の誕生日を迎える今年、花粉症デビューのようです…