みなさんこんにちは。
もう4月、新年度ですね。新元号も発表され、ますます気分も新たにという感じになりますね。
私がここ、ゆりのき台で羽場前院長からバトンを受けて早1年半になります。
幼なじみが抱えていた心臓の病がきっかけで学生時代から小児心臓外科に興味があり、医師となってからも研修医、外科全般の研修医、心臓外科の研修医と、生まれつきの心臓病の手術や心臓移植を担うための勉強をさせて頂いておりました。
人生わからないもので、小児科医に転身して約5年間は大きな基幹病院で勤務し、今となってはこの年齢で地域のかかりつけ医となりました。
ちょうどこの新年度を迎えて、さらに地域のお役に立てればという思いです。
☑診療の質の向上
前回記事でも簡単にお知らせいたしましたが、4月より常勤看護師を2名増員いたしました。
うち1名は小児アレルギーエデュケーターという、食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・気管支喘息といった疾患に経験豊富な資格を持った看護師です。
食物アレルギーがあるお子さんの離乳食の進め方、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎のスキンケア、アレルギーに配慮した環境整備のコツなど、限られた診察時間内にお伝えしきれないお話ができるようにいたします。
ほか、様々な病気やケガがありますが、「ご家族が実際にどういうところに気を付けて、どう対処してあげればよいか」という点に主眼を置いた説明をスタッフ一同心掛けます。
また大人の患者様に関しましては、専門性の高い検査や治療は依然として難しいですが、「とりあえず調子が悪いが相談しよう」という窓口としてはもちろん、高血圧、脂質異常、糖尿病といった生活習慣病などの管理も引き続き行ってまいります。
☑訪問看護ステーションとの連携
この4月より当院の2階に訪問看護ステーションつな樹の事務所を構えました。
読み方は、「つなぎ」です。
前任地である大阪赤十字病院で一緒に仕事をしていた看護師で、小児在宅医療に関わっていきたいという熱い気持ちを持ったスタッフを所長に迎えてスタートしました。
地域に根を生やし、沢山の枝分かれの中で様々な人を結び付け、きれいな葉や大きな果実が実るように子供と家族が未来を自ら選択できるように、という所長の思いが込められています。
クリニックにお越しいただける方の診察だけでなく、年齢を問わずご自宅に伺って何かお手伝いできることがないか、クリニックと訪問看護で連携してまいります。
一歩ずつではございますが、当院が地域に少しでも貢献できるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。