みなさんこんにちは。

 

 

私には息子が3人おりますが、上から8歳、6歳、2か月です。

子供が小さいと外食の場は“戦場”と化し、親は落ち着いて食事できませんよね。(笑)

発達障がいもあってじっとするのが苦手な長男も8歳になり、ようやく“戦場”にも平和がおとずれ始めていましたが、そこに3男が登場したため平和な外食はまだまだ先になりました。

子供たちが小さいうちは何でも選べるファミリーレストランか焼肉食べ放題ばかりです。

 

 

「こんな時は何科を受診したらいいんだろう?」と迷った経験がありませんか?

日本の医師の多くは、国家試験に合格して医師になると、最終的に自分の専門分野だけを診るようになります。

大きな病院では当然のように〇〇外科とか□□内科というように数多くの専門科に分かれていますし、クリニックでも胃腸科とか呼吸器科といった専門を標榜されていることも少なくありません。

 

医学生や研修医はあたかもサークルの勧誘のように各科からお誘いを受けるわけですが、

小児科では

「すべての臓器を診ることができる数少ない科」

であることが誘い文句になることがあります。

「すべての臓器」とは言うものの、現実は浅く広い知識であり、それは小児科医自身も自覚しています。

だからこそ、「自分で対応できる部分」と「専門科に任せるべき部分」をわきまえています。

 

これは自分が小児科医だからではありませんが、子供のことはまず小児科に相談するのがいいと思います。

 

目が赤いから眼科?

ー川崎病のような全身疾患の一症状かもしれません。

咳と鼻水は耳鼻科?

ーぜーぜーいうことに慣れっこなお子さんは、思いもよらず胸の音が悪いことがあります。

湿疹があるから皮膚科?

ー湿疹体質があると、喘息やアレルギーを併せ持っていることも少なくありません。

頻尿だから泌尿器科?

ー頻尿の原因やタイプは様々です。集団生活におけるストレスでトイレが近い子も意外に多いものです。

 

もちろんご自身の専門臓器以外の病気もきちんと診断してくださる先生はたくさんおられますが、小児特有の病気もありますし、多くの小児科医は1臓器の症状も頭の中では全身を見渡して考えています。

 

これまで他の科にかかっていて、熱が出たから小児科?

ー私自身がよく悩むパターンです。それまでに他の科でどういう薬を使ってどういう経過なのかが、「実感として」わからないままその子を診ることになります。

 

 

「こういう時は何科を受診すればいいか」と迷われたときは、お子さんでも大人の方でも遠慮なくお越しください。

私にわからないことは正直にわからないと申しますし、ではどうしたらいいかもきちんとご案内いたします。

 

星つきのレストランのようにはいきませんが、何でも一通りそろえてあるファミレスのように対応できるクリニックであり、医師であるよう心がけております。