みなさんこんにちは。
令和が幕を開けて2日間、午前中のみ診療させていただきましたが、こちらの力不足で受診をご希望の方すべてにご対応できず申し訳ありませんでした。
当院は7日までお休みを頂戴しますが、緊急相談のLINEアカウントをご存知の方は、お困りの際は遠慮なくご連絡ください。
「平成は大きな災害を経験した時代でした」とテレビでよく拝見します。
私もいざという時に備えておかねばと常日頃思うわけですが、「また今度やろう」の「今度」がなかなか来ません。笑
ところで、「65歳からの肺炎予防」と呼びかけるCMをご覧になったことがある方も多いと思います。
肺炎の死亡率は、経年的に見ると低下しているのですが、年齢層別にみると高齢者ほどリスクが高まると言えます。
三木誠ら.疫学ー肺炎の疫学が示す真実は?ー死亡率から見えてくる呼吸器科医の現状と未来.
日本呼吸器学会誌第2巻第6号 2013年
お子さんでは0-1歳にかけて肺炎球菌ワクチンの定期接種がありますが、成人にも定期接種があるのをご存知でしょうか?
対象者は以下の方々です。
☑今まで接種したことがない方
☑該当する年の4月2日から翌年の4月1日までに、65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上の誕生日を迎える方。
☑60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方。
(もちろん任意接種はいつでも可能ですが、過去に接種歴がある方は、ワクチンの効果が5年は持続することを参考にしてください。5年以内の再接種で痛みや腫れが強く出ることがあると言われています。)
肺炎を起こす原因は様々ですが、一番多い原因菌は肺炎球菌だと言われています。
「肺炎予防のために知っておきたいこと」より
「また時間のある時にやろう」と思っていると、定期接種で打てる1年はあっという間に過ぎてしまいます。
肺炎で入院などにならないよう、思い立った時に受けておく方がいいでしょうね。
詳しくは保健センター、または当院までお問い合わせください。