みなさんこんにちは。

 

もうすぐラグビーワールドカップですね!

そうなんです。日本開催なんです。

前回大会は優勝候補の南アフリカに劇的勝利を収めたことで盛り上がりました。

まあ結局のところ、神業のようなキックを持っていた五郎丸選手がイケメンだったというのが大きいんでしょうけどね。(笑)

 

小さなお子さんと手をつないでいる際に、

急にお子さんがつまづいたり、

ぐずってひっくり返ったりして、

つないでいる手を引っ張る形になってしまうことってよくありますよね?

そのあとで、お子さんがその手を動かさなくなったことはありませんか?

 

肘内障というのをご存知でしょうか?

下は肘関節のイラストです。

肩~肘は1本(上腕骨)、肘~手首は2本(橈骨、尺骨)の骨があります。

chunaisho

日本整形外科学会ホームページ 

 

肘関節の部分で、あるじん帯が外れかかった状態が肘内障です。

きわめて整形外科的な外傷に見えますが、幼児以外で起こることはほとんどありませんので、多くの小児科医が整復することができます。

骨折や脱臼が疑われる場合には画像検査などが必要になることもありますが、整復はまさに一瞬で終わりますし、整復が完了するとウソのように機嫌もなおるし手も動かし始めます。

 

まさに神業のように感謝されることもしばしばです。

私は小児科医の診療行為の中で最も感謝される処置なのでは?と思っています。(笑)