みなさんこんにちは。
ラグビー日本代表の快進撃が続いていますね!
今週は診察時に「ラグビー勝ってますね!」とお声がけ頂くことも多いので、
ラグビーへの注目度と私がラグビーをやっていることの認知度が上がっているんだなと実感する今日この頃です。(笑)
当院では今週からインフルエンザワクチンの接種を開始しております。
今シーズンはワクチンの在庫に余裕がございますが、昨シーズンも11月頃に一旦枯渇しました。
あくまで余裕があるのは、“現時点では”ですので、接種をお考えの方は早めのご予約をお願いいたします。
何かと気をつかう「妊娠と薬」ですが、インフルエンザワクチンはどうでしょう?
以下の2点をみなさんはご存知でしょうか?
☑インフルエンザは妊婦さんの方が重症化するリスクが高いこと。
☑妊娠中にもインフルエンザワクチンが推奨されること。
ところで、そもそも日本でのインフルエンザワクチン接種の現状はどのような感じでしょうか?
↓の論文で、日本におけるインフルエンザワクチンの接種状況を調査されています。
↓の表ですが、まず20-64歳と(高齢者の補助がある)65歳以上で接種率に差はありません。
そしてその接種率ですが、わずか30%台前半です!
では、なぜ接種しなかったのでしょうか?
それが↓です。
第1位 「なんとなく」34.3%
第2位 「効かないと思うから」「インフルエンザになったことがないから」19.3%
第4位 「高いから」15.2%
第5位 「病院に行く暇なんてないから」13.1%
第6位 「注射が怖いから」「副作用が怖いから」10.7%
うーん、「効かないと思うから」以外は理解はできますが、30%台は低いですね。
では逆に、なぜ接種したのでしょうか?
それが↓です。
第1位 「学校や会社で接種した」32.5%
第2位 「なんとなく」23.8%
第3位 「家族に言われて」15.4%
第4位 「効くと思うから」13.4%
第5位 「子供と住んでいるから」8.9%
第6位 「医療者に勧められて」8.0%
第7位 「インフルエンザでひどい目にあったことがあるから」7.4%
学校や会社だとみんなで打つ、というのが日本人らしいですね。
話はややそれてしまいましたが、現在世界各国で妊婦さんにおけるインフルエンザワクチンの重要性をプロモーションしているようです。
↓の論文では、「医者がちゃんと指導していないからだ!」と“喝”が入れられております。
気を付けます…
インフルエンザワクチンが完全に予防できるわけではないのは事実ですし、「打ったのにインフルエンザになった!」という経験があると「ワクチンは意味がない」と考えてしまいがちなのも納得できます。
しかしながらある一定の効果は確かに示されています。
赤ちゃんは6か月から、妊婦さんやご高齢の方はなおさら積極的な接種を!
社会全体でインフルエンザに対する抵抗力をupしましょう!
そう、ラグビー日本代表がone teamを合言葉に全員で強豪国に立ち向かい、勝利したように…
は、大袈裟ですね。(笑)