みなさんこんにちは。
この冬は三田の厳しい寒さをまだほとんど実感していない気がします。
大阪で勤務していたころにはほとんど目にすることがなかったお子さんの“しもやけ”も、まだぜんぜん見ていません。
今朝のTV番組では梅の開花の話がありました。
暖冬だからというより、もともと早めに開花する種類だというオチでしたが…
スギ花粉症の方はそろそろ心の準備に入っておられるかもしれませんが、花粉も暖冬だと早めに飛散し始めるんでしょうか???
花粉の飛散時期ですが、↓はhttps://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/calendar/からの抜粋です。
こちらによると、
☑前年6-7月の日照時間が長いほど花粉の量が多い傾向にある。
→多くの地域において、日照時間は過去10年間で最も短かった。
☑多く飛んだ年の翌年は少なくなる傾向にある。
→昨年まで5年連続で飛散量が増加していた。
ようです。
すなわち、「2020年は花粉が少なくなる条件がそろっている」とされています。
実際にみなさんそれぞれがどの程度の症状を呈するかはわかりませんが、「多くなる」と予想されるよりはいいですね。
さらには、↑のカレンダーからするとスギ花粉は冬でもチョロチョロは飛んでるんですね。
花粉症の対策は大きく2つと言えます。
1.症状を和らげる
2.体質そのものを改善する
1.に関しては、抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬剤(アレグラ、アレジオン、アレロックなど多数)の投与が一般的で、重症度によってはステロイドなどを用いることがあります。
また、12歳以上に対しては2019年12月に新しい注射薬(ゾレア)も適応が承認されました。こちらは気管支喘息や慢性蕁麻疹にはすでに使われていた薬剤です。ただし、根本的に花粉症が治る薬ではありませんので、今年はどうしても受験を乗り越えないといけないとか、結婚式の日に鼻水ダラダラになるわけにはいかないといった特殊な事情が良い適応かもしれません。
2.に関しては、舌下免疫療法という治療法があります。こちらは以前の記事で触れておりますのでご参照ください。
ようやく表題の件です。
「花粉症の薬はいつから飲めばいいのか?」
よくあるご質問です。
症状が強い方は本格的に飛び始める前から始めるのが良いとされています。
つまり、一般的には「バレンタインデーまでには始めておくのが良い」なんて言われたりします。
ただし、飛散時期は
☑1-2月の気温が高いと早まる
とのこと。
飛散量は少なくなるかもしれませんが、今年は例年より少し早めの対策が必要かもしれませんね。