みなさんこんにちは。
今週から寒さが和らぎそうですね。
まだまだ寒の戻りがやってくるとは思いますが、暖かくなると次に私たちを悩ませるのが…
そうです、花粉症ですね。
2/8に私の大学の同級生である前田陽平君がYahoo記事で解説をしていました。
ちなみに彼の紹介をしておくと、
現在、大阪大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学助教で、
新型コロナウイルスやヒトパピローマウイルスワクチンの話題なども幅広く情報発信をしています。
Twitterのフォロワーなんかは3.4万人もいて、非常に面白いので是非覗いてみてください。
当院においても先週あたりから花粉症の症状が出てきている方が増えてきました。
今年の花粉の量は、昨シーズンよりも増えると予想されています。
昨年の記事にも記しましたが、花粉症の薬は症状が出始める前から使っておくほうが良いとされています。
例年3月にピークを迎えますので、
「バレンタインデーまでに始めましょう」
なんていうキャンペーンもありますね。
アレルギーの治療は、大きく2本柱です。
☑症状を和らげる治療
そもそもアレルゲンを回避する、
症状を和らげる薬(内服薬、点鼻薬、点眼薬など)を使う、
といったところが主なものになりますが、
一つ注目すべき薬剤をご紹介しておきます。
オマリズマブ(ゾレア®)という注射薬です。
こちらは気管支喘息や慢性蕁麻疹にも使われている薬剤なのですが、
私の少ない使用経験上では高い効果が期待できます。
受験や結婚式など重要なイベントを控えている年には検討の価値があると思います。
ただ難点は…注射薬であることと高価(保険適応)なことですね。
治療適応や価格は重症度によりますので個別のご相談になります。
☑体質そのものを根本的に治す治療
当院でも積極的に取り組んでいるアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)があります。
お子さんでも5歳から行っています。
この治療”2本柱”に関しても前田君のYahoo記事で詳しく解説されています。
ただでさえ、コロナで風邪症状に敏感な世の中になっていますので、
治療できるものは早めに対処したいところですね。