みなさんこんにちは。
ラグビーワールドカップでは日本が強豪アイルランドに勝利し、4年前を彷彿とさせる盛り上がりですね!
ん?私の周りだけかな?
「ラグビーって危ないですよね」なんてよく言われますが、野球だってあんな硬いボールが飛んでくるのでよほど危ないですよね…
ところで、昨晩たまたま今年のインフルエンザの流行に関する特集をテレビで目にしました。
簡単に要約しますと、
☑気候が温暖化しているので、寒くて乾燥している季節だけでなく、熱帯地域のように“日本の冬”以外にも流行しつつある。
☑流行時期が逆転する南半球からの旅行者が増えた。
といった内容でした。
では、われらが三田市、特にウッディタウンはいかがでしょうか?
9月の中旬に小中学校で少しだけ発生しましたが、9月下旬から10月に入るとまた見られなくなりました。
そもそも“流行”の定義ってなんでしょう???
↓のグラフは10月3日発行の兵庫県感染症発生動向調査週報からの抜粋です。
グラフの縦軸は、「定点当たりの患者数」といって、簡単に言うと「1医療機関あたり週何人か」ということです。
一般的に「1人」を超えると流行期と言われ、「10人以上」で注意報レベル、「30人以上」で警報レベルとされます。
例年は47週前後(11月中旬~下旬)から流行期が始まっていますね。
今年はというと、確かに36週から少し増加しましたが、それでもせいぜい0.5人ですから、兵庫県内では“流行”と呼べるレベルではありません。
当院は報告が必要な医療機関ではありませんが、37-38週あたりはおよそ3人/週のインフルエンザ患者さんがいましたので、ウッディタウンでは“流行”していたと定義されますね。
昨日のニュース番組では特に沖縄での流行を報じていましたが、その沖縄はどうでしょうか?
↓の赤線をご覧いただけたらおわかりでしょうけど、警報レベルである「30人」をはるかに超えてしまっていますね。
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/kikaku/kansenjouhou/documents/2019-20influ.pdf
☑この時期にインフルエンザになった場合、その冬に予防接種が必要か?
という点に関しては現在調べているところです。
わかり次第ご報告いたします!
謎なまま終わってしまうかもしれませんが…
「危ないスポーツ」という表現に定義を求める必要はないでしょうけど、インフルエンザ感染の「流行」の定義をご紹介してみました。