今回はどちらかというと大人の方のお話です。
「いびきがうるさい」と言われたことはないですか?
もしくはいびきが大きなご家族がいらっしゃいませんか?
睡眠時無呼吸症候群という言葉をお聞きになったことがある方は少なくないと思います。
その名の通り、これは眠っている最中に呼吸が一時的に止まるものです。特に、大きないびきをかいていたかと思っていたら、ガーガーガー……ぷはー、というような寝息を見たら要注意ですね。
自分ではいびきをかいているか、ましてや呼吸が一時停止しているかなんてわからないことが多いですよね。以下のような症状があれば少し疑ってみてください。
・昼間の眠気(居眠り運転しそうになるなど)
・夜中に何度も目が覚める、むせる、寝汗を欠く
・起床時の頭痛やだるさ、口の渇き
「まあその程度なら…」と思われる方も多いかもしれませんが、最近ではメタボリックシンドロームや生活習慣病と密接に関連していると言われています。
・高血圧
・高脂血症
・糖尿病
・心疾患
・脳卒中
・肥満
・うつ
・夜間頻尿
などなどです。
睡眠時無呼吸症候群というとよく「太った中年男性」をイメージされるかもしれませんが、痩せていても下あごが小さいとか、歯並びが悪いとかもリスクになりますし、閉経後のホルモンバランスの変化も気道を開く筋肉の活動に影響するとも言われていますので女性も他人事ではありません。
検査は簡単です。鼻と指にセンサーをつけてご自宅で2晩記録を取ります。費用は三田市であれば3割負担の方で2700円です。
気になる方は一度当院までご相談ください。これでさらに血圧や血糖などの管理がよくなれば嬉しいですよね。