みなさんこんにちは。

新しい学年を迎えて1か月が過ぎましたが、生活リズムは落ち着きましたでしょうか?年長さんのウチの次男はいまだにママと一緒じゃないと寝られないヘタレ男子ですが、そんな調子で夏のお泊り行事はどうするんだろうか?という感じです。

 

ところで、はじめてのお泊りでの心配事の一つにおねしょがありますよね。

 

夜尿症の定義は、「5歳以降で、月1回以上の夜尿が3か月以上続くもの」とされていますが、親としては一体何歳でどのくらいいるのか気になりますよね?

年中さんや年長さんくらいからおねしょが治らないと心配されているお父さんお母さんもいらっしゃいますが、実は、5-6歳では約20%、小学校低学年でもまだ約10%いると言われているんです。10歳を超えても5%程度らしいので、1クラスに2人くらいはいてもおかしくないことになります。私の感覚では、「思ったより多いな」ですね。

 

ただ、特に泊りがけの行事となると本人の精神的負担もありますので、ほったらかしにしていいというわけでもありませんよね。

 

夜尿症の治療には、薬物療法やアラーム療法などがありますが、基本となるのは生活指導です。今回は日常生活の中で気を付けるポイントをいくつかご紹介します。

 

1.水分と食事

夜遅くに水分を控えるというのは簡単に想像がつくとは思いますが、夕食の時間がポイントです。できれば就寝3時間前まで夕食を済ませましょう。

お泊りに行ったら意外におねしょしなかった、なんていうのはそういう行事は夕食が早いことが多いから?

塩分はのども渇きますし、尿量も増えてしまいますので塩分も控えめに。味噌汁、漬け物など。

また、糖分たんぱく質も尿量が増える可能性がありますので、食後のアイスクリーム、ジュース、フルーツ、牛乳といったものも落とし穴です。

一方で、朝食や昼食ではしっかり水分を摂りましょう。「膀胱訓練」と言って、しっかり膀胱に尿をためて、毎日1分ずつでも少しずつ我慢する時間を長くしていくのも有効とされています。

 

2.寝る前のトイレ

こちらも言うまでもないですよね。寝る前に少しでも膀胱をカラにしておきましょう。

 

3.睡眠中の温度

寝ているときの寒さや冷えも影響するようです。

 

4.便秘

夜尿症のお子さんには便秘が多いと言われています。明らかに便秘のお子さんはまずそこを解決してみては。

 

もし、こういった生活には問題ないはずなのに?という方はご相談ください。

 

そして最後に、お父さんお母さんへ。

親が焦る、叱るといったことも悪影響を及ぼすと言われています。ご自身とお子さん一緒に頑張ってください。