みなさんこんにちは。
夏の終わりが見え始めましたが、今年は台風や地震などの自然災害が大きい夏でしたね。警報も普段より頻繁に出ていたように思えたのは私だけでしょうか?
ふと「オオカミ少年」の話を思い出しました。警報も出すぎると、本当に警戒すべき時がわからなくなりそうですね。
もちろん警報は「オオカミ少年」のように嘘をついているわけではないので、毎回万全の備えが必要なのは頭では理解しているつもりですが…
ところで、みなさんは動悸というとどういう症状を思い浮かべますか?
辞書には「胸がどきどきすること」なんて書いてあったりしますが、「動悸」という言葉も、以前話題にした「めまい」と同様に指している症状に多様性があるように思います。
患者さんが「動悸がするんです」とおっしゃったら、私の場合はそれは
脈が速いことを指しているのか、
脈がバラバラなことを指しているのか、
はたまた別の症状なのか、
ということを考えます。よくよくお聞きすると、胸の圧迫感をそう表現する方もおられました。
また、小さいお子さんだと大人が通常「動悸」と表現する症状を「痛い」と言ったりすることもあり、こちらは詳細をしつこくお聞きせざるを得ないこともあり申し訳ありません。
そんな「動悸」ですが、いざ受診された際には「今はもう止まっているんですが…」なんてことが多いですよね。
原因は不整脈であることが多いですが、常時続いている不整脈でなければ、受診時の検査でも診断がつかないことがしばしばです。
そういう時の検査の一つに“ホルター心電図”というものがあります。24時間の心電図を記録するものです。断続的に起こる心電図異常も記録ができます。
「お知らせ」もご覧ください。
動悸がしてもすぐ止まるから受診をためらっておられる方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談ください。
決して「オオカミ少年」扱いはいたしませんので!(笑)