みなさんこんばんは。

 

一昔前に「話を聞かない男 地図が読めない女」なんて本が売れましたよね?

お子さんの予防接種の際に、「では左手に打っておきましょうか?」と言われてしばらく「えーーっと、えーーっと」ってなるお母さんってまあまあいらっしゃるんです。悩んだ挙句に反対の手を差し出されているケースもあり、さらには介助についた看護師も右手を左手だと思い込んでいることもあります。(笑)

 

最近では、医科大学の入試で女性が不得意な傾向にある数学や物理の配点を多くした、ということも話題になりましたね。

 

“男性脳”や“女性脳”なんて言うものがどこまで正しいかわかりませんが、一定の傾向は確かにあるみたいですね。

 

 

ところで、血圧って一体何を測定した値なのかご存知でしょうか?

血圧とは文字通り「血管内の圧力」なのですが、下の二つによって決まります。

 

☑心拍出量(=心臓の送り出す血液量)

☑血管抵抗(=血管が押し返す強さ)

おおまかに言えば、

「心臓がたくさん血液を送り出し」、「血管が硬い」と血圧は高くなり、

逆に「血液量が減り」、「血管が柔らかい」と血圧は低くなります。

 

血圧の薬を飲まれている方は実体験としておありかもしれませんが、寒い季節になると血圧は上がりやすくなります。

 

なぜでしょうか???

 

寒いと体温の発散を防ぐために血管は収縮します。ぎゅーっと縮こまるので「血管抵抗が上がる」んですね。

他には、飲み会が増えたりおいしいものが増えると、水分や塩分の摂取量が増えますので、それで「血液の量が増える」ことも一因でしょうね。

 

ん???塩分摂取で血液量が増える???

簡単に言いますと、塩分は水分を引き込むんです。結果的に「血管内の水分が増え」ます。高血圧の人に「塩分を控えましょう」と言うのはそういうことです。

 

ところで、「病院ではいつも血圧が高いんです!」という方はたくさんいらっしゃいます。これは“白衣高血圧”などと呼ばれるくらい有名な話で、緊張状態でも血圧は上がります。

理屈は若干ややこしいのですが、ストレス状態で出るホルモンが「心臓の拍出量も増やす」し、「血管も収縮させる」からのようです。

ご自宅で血圧測定することが重要な理由もおわかりですよね?寝起きや就寝前のリラックスした状態で測定する習慣付けが重要ですね。

 

また、若い方よりご年配の方が高血圧って圧倒的に多いですよね?一概には言えませんが、加齢とともに動脈硬化(血管の壁が硬くなる)が進みます。すなわち「血管抵抗が上がる」んですね。

加齢変化とあきらめず、喫煙などの嗜好品も含めた生活習慣は見直しが大切です。

 

 

血圧とは何か?

その定義がわかっていないと、どうなったら上がるか?またはどうなったら下がるか?

つまりは何に気を付けたらよいかわかりませんよね?

まさに理屈っぽい“男性脳”的な考え方でした。