みなさんこんにちは。

大変ご無沙汰しておりました。

 

当院近隣もようやくインフルエンザの患者さんが増えてきてしまいました。

kansen49

兵庫県内では、最新報告の第49週(12月2日-8日)で定点当たりの患者数が4.75人(流行の目安=1人,グラフ縦軸)となっています。

三田市の中でも特にウッディタウンにおきましては、今週前半まではまだまだ多くはない印象でしたが、来週あたりからかなり増えてくる予感が…

 

こういった季節になると、気になるのは“熱”ですよね?

我が家の三男坊は10か月になりましたが、今週はじめて発熱しました。

お子さんを連れてこられたお母さんが、「顔を触ったら熱いんですけど、測ったら熱はないんですよね…」

とか

体調不良で受診された大人の方が、「熱っぽいんですけど測ったらなかったんですよね…」

とか

あるあるですね。

 

確かに顔が熱ければ熱があることが多いと思いますし、それをきっかけに体温を測っていただいたらいいと思います。

ただ、発熱しなくても「顔が熱くなる」こともあるんです。

 

例えば、

☑自律神経失調

極度の緊張やストレス状態で顔が火照ってぼーっとした経験はありませんか?

☑高血圧

血圧が高くても起こりえます。

☑甲状腺機能亢進症

首にある甲状腺というホルモンを分泌する臓器の異常です。

☑更年期障害

のぼせなどの症状は有名ですよね。

 

また、これは赤ちゃんにおけるお話ですが、赤ちゃんはその場が寒いとか暑いといった環境温に影響を受けやすいんです。

特におじいちゃん、おばあちゃんにありがちなんですが、小さな赤ちゃんだからといって着こませすぎていることが多く見受けられます。

赤ちゃんは寒いときは、主に「泣く」ことで熱を産生できます。

あれだけ全力で泣いたら発熱しそうですよね?

一方で、暑いときには汗をかいたりはできるものの、大人のように服を脱いだり涼しいところに移動したりできません。

すなわち、赤ちゃんは寒いときの対処よりも暑いときの対処の方が苦手なのです。

赤ちゃんの熱を評価する際には、

「寒さに晒されていないか?」

そして特に、「保温しすぎていないか?」

に注意してください。

 

 

来週のウッディタウンが平和でありますように…