みなさんこんにちは。
いよいよ「花粉がそろそろ…」なんていう方がいらっしゃいますね。
一時的に気温も上がるようですし、花粉症の方は嫌な季節が来ますね。
『U.S.A.』でDA PUMPのファンになったお調子者の次男ですが、そのおかげか、アメリカという国があることを知ったようです。
ある日私のスマホを一緒に見ながら、
私「このガイジンさんが…」と切り出すと、
次男「アメリカ人じゃないの?」
私「そう、アメリカ人」
次男「???」
下は兵庫県における第4週の感染症週報です。
インフルエンザほどではありませんが、胃腸炎の方も多いですね。
表題の件です。
感染性胃腸炎とかノロウイルス(性胃腸炎)といった言葉の意味や概念が正しく知られていないことが多いようです。
まず、感染性胃腸炎というのは、簡単に言いますと「何らかのウイルスや細菌等が原因で起こる胃腸炎」です。
その原因の一つがノロウイルスです。
他に有名なものでは、ロタウイルスやアデノウイルス、病原性大腸菌やサルモネラなどたくさんあります。
上の次男とのやり取りで言いますと、「感染性胃腸炎」が「ガイジン」で「ノロウイルス」が「アメリカ人」ですね。
具体例を2パターン挙げてみます。
#1
診察の結果
医「胃腸炎ですね」
患「あ、ノロじゃないんですねー。よかったー。」
☞このケースは、「ガイジンじゃないからアメリカ人じゃない」という誤解のパターンですね。
#2
医「胃腸炎ですね」
患「ノロじゃないんですか?」
☞このケースは、ノロウイルス性胃腸炎がどういうものかということをご説明させていただく必要があるでしょう。
まず、嘔吐や下痢といった胃腸炎症状がある際に、「ノロウイルスであるかどうか」を知るメリットはあまりありません。
ノロウイルスだからといって何か“ノロ用”の薬があるわけではないんです。
高齢者や小さなお子さんで命に関わるケースもありますが、そもそも検査も原則として3歳未満や65歳以上しか保険適応になりません。
「でもノロとわかれば自宅で何か対処ができるんじゃないですか?」というご意見もあるでしょう。
もちろん、手洗い励行や塩素系漂白剤を使うとか言いますけど…大きな声では言えませんが限界はありますよね。特にあちこちで嘔吐してしまう小さなお子さんがいる家庭ではなおさら大変です。我が家も毎回家族全滅するので、息子二人には「胃腸炎だけはやめてくれ!」って思います。笑
あっ、一昨日三男が生まれたので三人でした!
少なくともロタワクチンはしっかりやっておこうと思います。