今週はまた厳しい寒さになるようですね。まだまだインフルエンザが多く、三田でも学級閉鎖が続出ですね。
インフルエンザの熱って平均的にはどれくらい続くものでしょうか?もちろん個人差があって様々です。1-2日で解熱することもあれば、4-5日続く場合もあります。少ないですが7日ほどに及ぶ方もいらっしゃいます。インフルエンザの薬は何種類かありますが、熱が「少し」短くなるくらいに思っておかれたほうがいいかもしれません。
「一旦熱が下がったと思ってたんですが…」
最近たびたびお聞きする声です。
インフルエンザには「二峰性発熱」とよばれる熱の経過があります。2-3日目に一旦解熱したかな?と思っていたら、次の日くらいからまた高熱がぶり返し、さらに2-3日で治っていくというものです。
知らなかったら当然心配ですよね。
ただ、注意する点があります。特に小さいお子さんですが、高熱の5日目くらいになった時、それが本当にインフルエンザ単独の経過なのかどうか?
抗生剤を要する細菌感染の合併がないかを検討するために採血を行うこともしばしばです。また「やたらと喉が痛いって言うんです」ということでよくよく聞くとお母さんが溶連菌にかかっていたようで、喉を見直すと真っ赤っか。お子さんも溶連菌でした、という特殊なケースも。
インフルエンザだし熱は長いもんだ、という一方で熱が長くなった際は本当にインフルエンザとして経過がおかしくないかという見当も必要ということですね。