みなさんこんばんは。
連日失礼します!
子供の頃、いや今でもかな?、食べ物が落ちても「3秒ルール!」なんて言って拾って食べていました。
イギリスのある教授が、床の表面素材・食べ物の種類・落ちていた時間が、食べ物にどれだけバクテリアが移るかを真面目に検討して発表したそうです。
1000万個のバクテリアの中にトーストを落としたら、3秒で25-30個のバクテリアがついたが、30秒後に拾ってもそれ以上はついていなかったようです。
パスタだとトーストの10倍バクテリアがつくそうです。
また、床の種類ではタイルなんかよりカーペットの方が安全のようです。
面白いですね。
ところで、なかなか陰りが見えない手足口病の流行ですが、よくあるご質問について取り急ぎコメントしておきます。
「どうやって移るんですか?どうしたら移らないですか?」といったご質問です。
感染経路は、飛沫感染(咳やくしゃみなど)、接触感染(タオルなどのモノを介する場合も含む)、糞口感染(便に排泄されるウイルスの感染)です。
予防対策は、手洗い・うがい・咳エチケット・タオルの共用をしない・おむつの処理に注意するといったことになります。
しかし…現実には発症するのは小さな子ばかりですし、予防も「限界がある」と私はご案内しています。
もちろんこれは、手足口病が重症化しにくいというのが根底にあってのことです。
厚労省のサイトでも「衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団生活施設では、施設内での感染の広がりを防ぐことは難しいです」と記されています。
「3秒ルール」でおなかを壊すかどうかは食べる人次第であるように、手足口病の感染対策には限界がありますのでもらう側の免疫力次第ということですね。
大人の方でも手足口病を発症される方がいます。
みなさん、暑くなりますがよく食べて、よく動いて、よく寝ましょう!