みなさんこんにちは。
三田の朝晩はもう半袖だと肌寒いほどですね。
昨冬はインフルエンザの感染者数が例年に比べて少なかったのですが、
コロナがきっかけとなった感染対策が功を奏したのではないかと言われていますよね?
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-V813-idsc/nap/130-f1u-10year.html
実はこの夏も、毎年流行するような感染症が少なかったんです。
👇は夏の小児科で代表的な感染症です。
赤ラインが今年ですが、手足口病もヘルパンギーナも激減しています。
http://www.hyogo-iphes.jp/kansen/infectdis.htm
ちなみに欧州疾病予防管理センターは手洗いやアルコール消毒の有効性を記しています。
https://www.ecdc.europa.eu/en/seasonal-influenza/facts/questions-and-answers-seasonal-influenza
ここで表題の件です。
そういった流れにおいて、
「今年はインフルエンザの予防接種を打った方がいいですか?」
という心配は例年以上にありそうで、予防接種に関するお問い合わせが非常に多いです。
私の答えは、今年「も」打った方が良い、です。
「今まで一度も予防接種したことがないし、インフルエンザに一度もなったこともないんですけど…」
という方もいらっしゃいますが、
言ってみれば、それは毎回テスト勉強せずにたまたま良い点数が取れていただけのようなものです。
逆に、ちゃんと勉強しても点数が悪いことだってあるわけですが、
だからといって「勉強しなくていい」とはならないですよね?
世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は生後6か月以上のすべての人に毎年のインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
今年の冬は特に「コロナ」という新しい“科目”の対策もやらないといけませんので、
余計に「インフルエンザ」のようないつもの“科目”の対策はきっちりやっておきたいところですね!