みなさんこんばんは。
前回は虫刺されのお話をしました。
日本脳炎は予防接種があるのでご存知かと思いますが、
そもそも日本脳炎がどのような病気かはピンとこない方が多いのではないでしょうか?
☑どんな病気?
高熱、頭痛、嘔気などで発症し、のちに神経症状を伴う。
死亡率は20-40%。
生存者のうち45-70%に精神神経学的後遺症を残す。特に小児では重度の障害を残しやすい。
☑どうやって感染するの?
こいつ👇のせいです。(人から人へは感染しません。)
コガタアカイエカ(Weblio辞書より)
☑どれくらい発生しているの?
国内では1992年以降、毎年10人前後。(1954年~予防接種開始)
予防接種ってついつい忘れがちですよね?
特にこの日本脳炎の予防接種はうっかり忘れてしまわれることが多い印象です。(私の偏見)
その一因はこの推奨スケジュール👇にあるかなと。
1歳代で予防接種は一段落しますし、
3-4歳くらいになると下のお子さんに手がかかったりしてついつい後回しにしてしまいますよね?
ましてや9歳くらいになると予防接種と言えばインフルエンザくらいになりますし。
ところで、国内における日本脳炎の発生は西日本の方が多いと言われています。
我らが兵庫県においても2013年に5歳児の報告があります。
「日本脳炎の予防接種は生後6か月から接種できる」ってご存知ですか?
早めの接種のメリットやデメリットを考えてみましょう。
○メリット
☑低年齢で免疫を獲得できる。
小さい子だって蚊に刺されますよね?
☑忘れにくい
同時期に接種するものが多いので。
☑痛くない?
3歳未満は注射の液量が半分です。先日寝ている息子に打ったらほぼ気付いていませんでした(笑)
✘デメリット
☑1歳前後に注射が増える
★早く接種しても抗体の付き方は同じとされていますので、ほぼメリットしかないと考えています。(あくまで私見)
日本脳炎に限らず、接種忘れがないようご注意ください。